定点観測

鹿鳴館は本日ソールドアウト。

先行でも外れた方がいらっしゃったみたいで、
それを考えると当選出来ただけでも有り難い公演。

9GOATS名義ではないが、初めて9GOATSの曲を演った場所鹿鳴館。
その場所で最後のワンマンが出来て本当に良かったとメンバーも感慨深い様子でした。


↓set list↓

1.Panta rhei
2.true colors
3.belzebuth
4.BABEL

5.BLANK BLACK
6.you
7.Lestat
8.Canaria

9.宛名のない手紙
10.SALOME
11.憂鬱と孤独

12.Asche
13.揺り籠
14.dye an unease
15.690min
16.float
17.Who's the MAD
18.甘美な死骸


en1
19.天使
20.追憶は罪
21.Shut up "G"
22.Table of the Mortal Sins
23.軽蔑
24.headache

en2
25.rip current
26. 8秒


感想は続きからどうぞ〜〜

ライブレポというより、かなり私心な感想になります。
それでも良い人は下からどうぞ。
































何と言ったら分からないのですが…。

最初見ている時は「本当にこのバンドは解散するのか？」という想い。
このまま夏にまたライブを演ってくれそうな感じ。

新曲を出して、CALLINGの曲ももっと聞けるようなそんな感じ。


でも心の奥では分かっている。
一曲一曲聞く事に「この曲を聞けるのも後一回…いや、最後かもしれない」という想い。


そんな中、Panta rheiから始まる、Translucent Hollows。
不確かなもの。
目に見えないもの。


youの後にLestatを聞いて、この曲がラストで聞けなかったらどうしようと勝手に思う。

SALOMEとか宛名のない手紙は赤坂でも聞けるだろうなと勝手に思う。

色んな事を勝手に考えながら進むライブ。


ライブ自体はTranslucent Hollowsの集大成とも言えるまとまり。
それが美しさだけではなく、人間味が溢れているライブ。




バンドらしさとは何だろうとライブを見る度に考える。

それがfloatで飛ぶ事なのだろうか？
みんなが拳を突き上げたり、ヘドバンをする事なのだろうか？
私はfloatでは飛ばないし、気分によってヘドバンしない事も多々ある。



それぞれが楽しめる雰囲気でライブを見れるのが9GOATSの良い所。
それがこのバンドのバンドらしさだと思う。
そこにメンバーの熱が加わり、客が見えない何かで答える。




後ろから見る8秒の景色は美しすぎで、まるで解散ライブの最後のようだった。
私には眩しすぎる。
後ろからみると、まるで写真のような光景。



８秒では英語歌詞部分で合唱が起きた。
Twitterとかでも呼びかかってたし、何よりメンバーが望んでいる感じだった気がする。
昔では考えられない光景。


みんな綺麗な声で歌っており、それを何とも言えない顔で客を見るryoさん。
長いバンド人生でも曲中に合唱が起きた事はないであろう。
それ以前にあまり合唱が起きるような曲が無かったのも事実。



曲中に合唱が起きるという新たな作用が加わっても、
このバンドには残り１回の命しか無い。


どんな結末になるのか、
今日のライブがどう作用するのか、
それはラストライブで自分が分からないかもしれない。


でも残り１回、幕を引くと決めたバンドを
最後までしっかり見たい、見なくてはと思った。

それが私が最初から決めていた事。
9GOATSが始動してsinkを聞いた時から、
このバンドは最後まで付いていこうと決めた事。


だから、後一ヶ月、解散の日まで、
いつものように9GOATSの曲を聞いていたい。